体重から見る豆柴の餌の量

豆柴犬の餌の量っていったいどれぐらいあげればいいの?

子犬時期の餌の量は教えてもらったけど大きくなってゆくのにどれぐらい増やしてゆけばいいんだろう?
ペットショップでは「大きくさせないために控えめに与えてください」と言うけれど具体的な量は教えてくれない。
ブリーダーでも成犬ならコップ一杯程度という曖昧な指示しかしてもらえない・・・

酷いところは成犬の一回の食事量 ヨーグルト10g 餌20gを厳守しなさいと言われるところもあるようです。

そこまで酷い育て方を強要し小さい豆柴と豪語しておられるようです。
そういう方食事制限をし早く豆柴を死なせてしまい、次の豆柴はとうちに来る場合があります。
早死にさせた飼い主さんからお話を聞いておりますので間違いありません。ここでは出しませんが、証拠の書類も手に入れております。

 

犬の餌の量は基本数値があるんです。

犬の安静時エネルギー要求量×ライフステージ別係数

犬の安静時エネルギー要求量
1.5kg=94
2.0kg=117
2.5kg=239
3.0kg=159
3.5kg=179
4.0kg=197
4.5kg=216
5.0kg=234
5.5kg=251
6.0kg=268

上記の安静時エネルギー要求量にライフステージ別係数をかける。


ライフステージ別係数
生後4ヶ月までの子犬 3.0
生後4ヶ月から1年までの犬 2.0
避妊、去勢していない犬 1.8
避妊、去勢済みの犬 1.6
肥満傾向もしくは中高齢期で、避妊・去勢していない健康な犬 1.4
肥満気味、もしくは中高齢期で、避妊・去勢済みの犬 1.2
減量が必要な犬 1.0


生後3か月の子犬で2キロの子

2キロの子の安静時エネルギー要求量は上の一覧を見てもらうと117となります。
ライフステージ別係数
生後4ヶ月までの子犬 3.0ですから

117×3.0=351kcal となります。

餌が100gで320kcalの場合
1日の摂取カロリー=
給餌量(g)÷100(g)×kcal数/100g
110g÷100g×320kcal=352

豆柴の平均体重
生後2か月 1.5kg       =284kcal(89g)
生後3か月 2.0kg       =353kcal(110g)
生後4か月 2.5kg       =417kcal(130g)
生後5か月 3.5kg       =358kcal(112g)
生後6か月 4.0kg~4.5kg  =395kcal~432kcal(112g~135g)
生後7か月 5.0kg~6.0kg  =468kcal~536kcal(145g~168g)

計算ではこうなりますが、
実際1.5kgの子犬に一日89g与える続けると軟便傾向になってしまいます。
子犬の便が緩いということは、餌の量が多い時に起きやすく、栄養摂取障害になることもありますので、
少し量を調整しております。
また、生後5カ月になると計算上では餌の量が減ってしまいます。
そこで平均化しております。

犬舎では経験に基づき下記のような感じになります。(当犬舎の餌は100gで320kcal)
豆柴の平均体重
          犬舎平均           計算式上
生後2か月 1.5kg(70g程度)          =284kcal(89g)
生後3か月 2.0kg(85g程度)          =353kcal(110g)
生後4か月 2.5kg(100g程度)           =417kcal(130g)
生後5か月 3.5kg(110g程度)         =358kcal(112g)
生後6か月 4.0kg~4.5kg(120g~130g程度)=395kcal~432kcal(112g~135g)
生後7か月 5.0kg~6.0kg(140g~160g程度)=468kcal~536kcal(145g~168g)

ただこれは目安であり、運動量の多い子、少ない子で多少の増減はあります。

この量でも有名サイトの犬の食事量計算から見るとかなり多めになります。

他犬舎のブリーダーに当犬舎の餌の量を教えたら「それが知れ渡ったらうちは食事制限していると言われてしまう!」とぼやかれたこともあります。
「普通の餌の量で小さい豆柴作ればいいやん!」と言い返しましたけど・・・その後寄り付かなくなりました。

 

近年、将来の豆柴の交配を考え、当犬舎に相談に来る方も増えました。
他犬舎の犬なので大きさなどの評価もしたくなってしまいます^^;
当犬舎の豆柴の大きさを見てもらい、次に、抱いてもらいます。

他犬舎でも同じような大きさの豆柴は沢山います。
が、抱いてもらうと違いが分かります。
うちの子の方が重い。
よく運動をしているので筋肉が重いのです。
同じような大きさでも、骨密度が高く、筋肉質なので重くなります。
餌が少なく育った子は骨密度もなく、スポンジのように軽い。うちの犬と遊ばせても瞬発力や加速力で劣り遊び負けています。

そして歯並びが悪すぎます。歯の大きさは成長途中で決まります。本来の大きさに合わせた歯が生えますので、無理に小さな体ではまともな歯並びにはなりません。

ついでに餌の量を聞きます。

この2.3年の間に犬舎に来ていただいた他犬舎の豆柴は、
成犬で一日100g以上与えている方はいませんでした。(当犬舎では4か月の子犬の餌の量)
少ない人は成犬で一日40gという方もいました。
(市販の餌はおおよそ100gで300~340kcalですので、手作りで800kcal近くないといけませんね。)
一日40gと聞いたときは、「うちの離乳時期の子犬でも一日60gは食べますよ。成犬は3倍半は食べてます。」
と答えると、いかに少ない餌で育ててきたのか?という事に気が付いてくれます。そして涙されます。
時には「うちの子は食べないんです。」と言い訳する人もいますが、「それは虐待に近い生活をしてきた結果です。」とやんわり諭すこともあります。

食事制限された母親から生まれる子犬は産まれる前から発育不足で生まれるでしょう。
生まれた子犬も発育不足の上に食事制限させられるんです。
丈夫な子に育つわけがありませんし、食事量を戻せば母体の中で大きく育ち難産になる可能性すらあります。母親は小さくても元は大きな体を小さくしているだけなのでお腹で育つ子犬は普通の大きさで育とうとします。結果、妊娠中でも食事制限しないと子が大きく育ち自然分娩もできない。そのような危険を冒してまで出産したいですか?

なので交配をお断りすることも多いです。

 

適正な餌の量で小さく育つのが豆柴であり、
食事制限をすれば柴犬でも豆柴の大きさで成長を止める事さえできます。

食事制限してもモリモリ食べているうちの豆柴より大きな豆柴って豆柴ですか?

うちの豆柴を食事制限すればもっと小さく育つという事でもあります。

けれどもそれは豆柴ではなく成長発育不足、未成熟の柴です。

ペットショップでも「大きくしたくなければ少しの食事制限は必要です。」なんていう業者もいます。
ここを見に来た方はちゃんとした豆柴を手に入れたいとちゃんと調べている方が多いと思いますので、
購入前に「この豆柴はどれぐらいの餌を食べさせていますか?」「成犬の餌の量はどれぐらいですか?」と尋ね、
上記の表を逸脱した「少ない餌の量で育てろ」という場合は明らかな食事制限であり購入をすべきではありません。

豆柴を探すため他犬舎を回ったが、「同じような月齢でも健康であるのが一目でわかる!」と言われる事がよくあります。

「毛艶もいいし、元気だし何より丸々としていて骨格が太い!」

「他の犬舎の子はじっとしていて元気もなく、毛艶も悪く華奢な感じで餌が少ないから元気も出ないのかな?と宝山荘の豆柴子犬を見て思います。」と言われます。

私自身は他犬舎を回ることはないのですが、ご来舎されるお客様が言うのですから感じるものがあるのでしょうね。

食事制限しなくても健康で小さな豆柴をお求めの方はきちんと調べてくださいね。

他犬舎の子犬に当犬舎の食事目安を与えれば当然大きく育つ可能性がありますが、健康に育てるためと考えてください。

他所で豆柴を買ったが宝山荘の食事量で柴のように大きく育ったと言われても責任は持てません。

またここを見たブリーダーも食事制限に関して再考していただければと思います。

1回の食事20gで育つんだというバカな方向にはいかないでくださいね。

 

 

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