犬のお散歩の目安、犬を買う前に知っておきたいこと
毎日のお散歩は飼い主にとっても愛犬にとっても、大切なコミュニケーションの時間ですよね。
仕事が忙しくなかなか一緒に過ごす時間の取れない飼い主さんもいるはずです。
犬にとってお散歩とはどういうものなのか、また大きさによっても異なるお散歩時間など意外と知らない犬のお散歩について説明します。
■犬にとってお散歩とは？
お散歩に行くと犬がキョロキョロ辺りを見回したり、好奇心旺盛で尻尾をふりながら楽しそうにしている姿を見るはずです。
犬にとってお散歩は家にいるとできない色々な経験ができる場所です。はじめて見るものや新しい景色を見ながら五感を刺激され、好奇心を成長させてあげることでもあるのです。
他の犬との出会いやコミュニケーションなど社会性も付きますし、ストレス予防にも効果的です。また一緒に歩いたり走ったりすることで飼い主さんとのコミュニケーションを取っているとも言われています。
ただお散歩するだけではなく、犬に話しかけてみたり一緒に思いっきり遊んだり楽しい時間を過ごすことで犬にとっても毎日のお散歩がかけがえのない時間になるのです。
またお散歩は犬にとって認知症の予防にも繋がり、心身ともに健康的な生活をする為にもとても重要なものなのです。
■犬の大きさによってお散歩の時間が違う？
犬にも小型犬・中型犬・大型犬など種類がありますよね。その犬の大きさによって毎日のお散歩の理想的な時間が変わります。
例えばシーズーやマルチーズ・チワワなどの小型犬の場合は1日1回30分か、1日2回15分程度のお散歩をおすすめします。犬はお散歩好きとはいいますが、もともと体のサイズが小さいので長時間お散歩すると関節に負担がかかってしまうこともあり、30分程度のお散歩でも十分です。
柴犬などの中型犬の場合は1日2回30分ずつのお散歩をおすすめします。運動量も多いので歩いているだけでは運動不足になってしまいがちです。週に何度かは思いっきり走れるようなドッグランに連れていってあげると喜びます。
ゴールデンリトリバーなどの大型犬は1日2回ではありますが1回あたりのお散歩を60分程度してあげることで運動不足の解消になります。
成犬になるまでにハードな運動をしてしまうと股関節形成不全などの病気になってしまうこともあるので、のんびりと一緒に楽しめる程度のお散歩がおすすめです。
■犬のお散歩効果をもっと高める為に
犬とのお散歩をもっと楽しく健康効果を高める為にはこんなポイントを取り入れてみましょう。まず犬にとってのお散歩のベストな時間帯は早朝と夕方です。
日中だと日差しが強すぎて熱中症になってしまう危険性もありますし、もともと犬は夜行性なので紫外線に弱く強い日差しを浴びすぎてしまうと、それだけで目に負担がかかり白内障などの原因となってしまうことがあります。お散歩に行く時間帯を意識しましょう。
夏の日差しにも注意してください。人間がアスファルトを触って耐えきれない熱さであれば犬にも熱いです。肉球の焼けども起こしますので夏場の散歩は日が昇る前、陽が沈んで１時感じてからというのが目安の時間です。
また、毎日決まったコースをお散歩していると賢い犬はそのお散歩コースを覚えてしまい、自分で先頭をきって歩くようになってしまいます。それもかわいらしい光景ではあるのですが、犬の好奇心や五感を刺激する為にも、いつもと違うコースをお散歩することも大切です。
それだけでも見たことがない景色にドキドキ・ワクワクした気持ちで楽しんでくれるはずです。コースを変えられない場合はいつもと逆まわりにお散歩するだけでも効果的です。
犬との散歩はリードを伸ばさずに短く持つのが基本です。伸ばしているととっさの行動に人間が反応できず、飛びつきなどの思わぬ事故に遭う確率も高まってしまいます。リードは短く持ち飼い主の横を歩かせましょう。
犬にとってお散歩は毎日の楽しみでもあり、健康で長生きする為にもとても重要な時間です。毎回お散歩に行くのが楽しみで自分からリードを持ってくる犬もいれば、飼い主さんが出かける準備をしているだけでお散歩にいけるとテンションが高くなる犬もいますよね。そんな犬とのお散歩の時間を思いっきり楽しみましょう！
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