マダニ感染症、ペットから人に感染!世界で初確認

最近すっかり毎日の気温が下がり、毎朝寒くなってきました。

皆さんは風邪などひかれてないですか?

 

ところでこんなニュースが数日前に話題になってましたね!

 

内容は、

徳島県で飼い犬の4歳の雑種犬が発熱や血便などの症状がでたので調べると、SFTSウイルスが検出された。

飼い主さんも同月、発熱や下痢などを訴え、1週間の点滴治療を受けていたようで、犬と同じ

SFTSウイルスが検出。

感染研は、

「男性にマダニにかまれた痕跡はなく、唾液(だえき)が手に付着し、目などの粘膜を通じて感染した可能性が高い」

としています。

 

現在は犬も飼い主さんも回復しているということで、よかったですが、ペットから人への感染が確認されたのは

世界で初めてだということです。といっても感染は非常にまれなことで過剰な心配はいらないそうです!

体調不良のペットを介抱するときは、その後しっかりと手洗いすることが大切ですが、健康なペットは

心配ないそうです。

 

実際マダニってどんなところにいるんでしょうか?

 ・郊外の山や森の草むら

 ・広い公園や河川敷の草むら

犬の散歩コースに選んでいる人も多いんじゃないでしょうか?

マダニは動物の体温、振動、二酸化炭素などを感知し、動物の体表へ寄生するということで、あらためて

虫の本能のすごさを感じます。

ちなみにマダニは吸血後は体が大きく膨張し、100倍以上の体重になるらしいです。

どれだけ一血を吸えばいいんでしょうか・・・・

 

ではマダニに感染すると実際どんなことになるんでしょう?

 

【マダニが犬に引き起こす症状】

 貧血・・・マダニから大量に寄生・吸血された際に貧血を引き起こす。

 アレルギー性皮膚炎・・・マダニの唾液がアレルゲンとなり、強いかゆみなどを引き起こす

 ダニ麻痺症・・・マダニは種類によって唾液中に毒性物質を産生するものがおり、

そのマダニに吸血され、毒性物質が体内に注入されると、神経障害(弛緩性麻痺)を引き起こす。

 

その他にもマダニを介してうつる疾患もあり、深刻な症状になるものもあるようです

 バベシア症・・・貧血、発熱、黄疸、元気消失など。症状が重い場合は急死することも

 日本紅斑熱・・無症状

 ライム病・・・発熱や食欲不振、全身性痙攣、関節炎など

 Q熱・・・不顕性感染(軽い発熱や流産・不妊症などが見られる程度)

 エールリヒア症・・急性の場合は発熱、鼻汁、流涙、食欲不振、元気消失、貧血など

 

犬への影響、そして人への影響もあると分かった今回のニュースで、今一度毎日ペットの体調管理と

人自身の手洗いの重要性を感じますね!

 

ダニの予防

①草むらに近づかない

ダニの発生場所、犬への移行場所の多くは草むらです。

私は一度、散歩中の愛犬に草の裏に潜んでいたダニが一斉に犬に移るのを見たことがあります。

羽ばたくとかではなく、葉の裏から一斉に落下してくるんです。

人からは見えにくい葉の裏から犬の背中や頭に飛び降り、皮膚に潜ってゆきます。

そして一番多いのが耳の中の直接皮膚が出ている場所に移動します。

 

②見つけても潰さない、無理に取らない。

ダニが食いついていても無理に取ってはいけません!

深く食い込んだ突起が皮膚内に残ることがあります。

それが後に皮膚炎を引き起こす原因になることもあります。

 

③日頃の投薬

動物病院で処方してもらえる駆除薬と言えば「フロントライン」が一番多いと言われます。

犬の首の後ろに薬剤を滴下するスポットタイプと言われるものです。

ホームセンターで販売しているものは医薬部外品ですので効果が薄いです。

液体を皮膚につけると皮脂全体に広がり効果を発揮します。

おやつタイプのものもあり、有効成分が、血液から毛細血管に到達し、その血を吸ったノミダニを撃退します。

 

④寝床の掃除

ノミダニがついているということは愛犬の寝床に卵が落ちていることがあります。

愛犬のノミやダニがいなくなっても、寝床に落ちた卵が孵化をし再寄生します。

 

犬は草むらに入り遊びたがりますが、草むらに近づかないというのが一番簡単にできる予防になると思います。

 

では、今日も明日も豆柴ちゃんたちから元気をもらって頑張ります!

 

 

 

 

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