豆柴の子犬を選ぶ時のポイント

豆柴の子犬を選ぶ時のポイント

豆柴の子犬を選ぶときに、何を基準にすればいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。

子犬はとにかく愛らしくすぐにでも連れて帰りたくなるものです。でも、これから一緒に生活していく良きパートナーになるからこそ、健康状態はもちろん、性格面なども確認しておく必要があります。大切な家族だからこそ、慎重に選ばないと後々大変です。子犬の選び方や、見るべきポイントについて解説していきます。これから犬を飼う予定のある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■子犬の健康状態を確認しよう

子犬をどこで迎えるのかによっても変わってくると思いますが、最も重視しなくてはいけないのが子犬の健康状態がどうかです。基本的には健康で人懐っこく元気な子犬を販売していると思います。とはいえ、なにかしらの疾患を持っている可能性もゼロとは言い切れません。日本は犬に対しての法律が不十分な場合もあるため、なかには健康とはいえない子犬が販売されてしまっている可能性もあるのです。

命ある生き物だからこそ、こうした健康状態の不安も、迎え入れる前にしっかりと確認しておきたいところです。

例えば、子犬の顔だけ見ても以下のチェックポイントがあります
・目やにや充血などの目に異常がないか
・目が黒々していて澄んだ状態になっているか
・目でものを追うなどきちんと見えているか
・音に反応して動くなど耳に異常がないか
・耳周辺などで悪臭がしないかどうか
・鼻水が出ていて風邪を引いていないかどうか
・鼻が軽く濡れていて、乾燥していないか
など、健康状態を把握するためのチェックポイントになります。

また、犬の場合は毛に自然な艶がありいきいきとしているなど、毛の状態でも健康かどうかを見極めることができます。体調が悪いと毛にも影響が出ます。艶がなくなり、フケなど痒がっているような仕草を見せることもあります。毛量も少なくなるなど、健康とはいえない状態になってしまいます。子犬を見たときにまずは健康状態を確認してみて、問題ないと思えば実際に抱っこするなど、性格的な面も見ていくようにしましょう。

■子犬の動きを見るとわかること

子犬はどの子もかわいいので選ぶのに、迷ってしまう飼い主さんもいると思います。子犬が動いているときも、状態を把握するためのヒントがたくさんあります。具体的にどんなことがわかるのか、解説していきたいと思います。

・子犬の生まれ持った性格

呼びかけても反応が全くない子犬もいれば、嬉しそうにしっぽを振ってくる子犬もいます。同じ場所で生まれ育っても、子犬それぞれに性格面も違いがあります。例えば、呼びかけてすぐに駆け寄り、しっぽを振ってくれる犬は、コミュニケーション能力が高く、人懐っこい性格です。好奇心も旺盛なのですぐに環境になじんでくれると思います。呼んだけど近くにはこないが、興味を示してくれる子犬は、とても慎重な性格をしています。また自分のペースを守るタイプになるので、のんびりとした性格をしている傾向があります。呼んでも寄ってこない子犬の場合は、とても臆病な性格もしくは恥ずかしがりやさんなケースもあります。こうした犬の性格も、子犬のうちからわかるので、選ぶ時のポイントにしてもいいと思います。ただ、飼ってから飼い主さんと過ごす生活のなかで変わる部分もあるので、あくまでも参考にして、選ぶ時の基準にしてみてくださいね。

・歩き方に異常はないか

犬が動いているときに確認してほしいのが、歩き方におかしな点がないかどうかです。歩行がふらついていて安定していない子犬や、骨格が左右対称とはいえない子犬もいます。犬種によっても変わってきますが、股関節形成不全になると、腰を振るような歩き方をしているので、明らかに周囲にいる子犬とは違った動きをします。最初は「あれ?少しおかしいな?」とぐらいだったものが、次第に進行していくこともありますので、子犬の段階で歩き方がおかしいなと思えば、必ず確認しておいたほうがいいと思います。犬にとっても歩くのはとても大切なことです。遺伝性疾患などもあるので、見逃さないようにしましょう。

他にも、尾っぽがちゃんと動いているのかも同時に確認して下さい。尾の部分になにか異常が起きてしまっていることもあるため、確認しておきたいポイントです。

■子犬を迎える場所によっても違いがある?

柴犬の子犬を迎えたいと思ったとき、最初に思い浮かべる人が多いのが「ペットショップ」ではないでしょうか。身近な場所にもあり、気軽に行けること、さまざまな犬種の犬を比べられるのもペットショップならではです。

目の前で子犬を見られる分、「この子だ!」
と思える犬を探したい人にも向いています。ただ、ペットショップの場合は、競り市を経由している場合が多いため、子犬の情報が少ないこと、感染症などの危険性もあります。なかには子犬なのに、過度なストレスを感じているケースもあるなど、環境が良いとはいえません。

そのため、犬の健康状態を確認できる犬舎などのある「ブリーダー」から購入するのがおすすめです。ブリーダーにもさまざまなところがあるので、実際に犬舎を訪問(見学)でき、環境を確認できるところだと安心です。長く一緒に過ごすからこそ、家族の立場になって考えてくれるブリーダーだと安心できますね。しかもブリーダーだと、お迎えになるまでは親犬と一緒に過ごすこともあり、大切な社会期を安定した環境で過ごせます。

犬舎の様子を見れば、可愛がられていることもわかると思いますし、誠実に向き合っていることも伝わってくると思います。ただ、ブリーダーすべてが優良とは限りませんので、どこで購入するかもしっかりと検討し決めるようにしてくださいね。

■まとめ

柴犬の子犬を選ぶ時のポイントについて解説しました。健康状態はもちろん、飼い主さんとの相性もあると思います。そのため、ついかわいいからとよく見ずに購入してしまう人もいるのではないでしょうか。焦らず、しっかりとチェックして見極めるようにしてくださいね。性格などの子犬のうちからわかる部分もありますので、見学は必ずして犬の情報を確認しておきましょう。