犬が噛むには理由がある?理由を理解し、正しくしつけよう

犬が噛むには理由がある?理由を理解し、正しくしつけよう

こんにちは、大阪にある豆柴専門ブリーダーの摂州宝山荘です。

犬を飼っている人の多くが悩む問題に「噛む」行為があります。

犬には甘噛などもありますし、噛んだときに怒るにしても、どこまで許容するべきか迷ってしまう飼い主さんもいるのではないでしょうか。子犬なのか、成犬なのかによっても違うと思います。犬が噛むにはどんな理由があるのか、また原因をはっきりとさせ、しつけが必要なのかどうか、見極められるようにしていきましょう。犬の噛む行為について考えていきましょう。

■犬が噛むのはどうして?

犬を飼っている飼い主さんにとって、噛むのはとても悩ましい行為だと思います。ただ、犬は人間のように器用に手を使うこともできません。そのため、動作の多くに口を使うことが多くなります。母犬が子犬を運ぶときですら、口を使うように自然の行為でもあるのです。飼い主さんとおもちゃで遊ぶときだって当たり前のように口を使います。ただ、その噛む行為で相手を傷つけてしまうのは、正しい使い方とはいえません。本来子犬のうちに強く噛むと痛いことを、母犬や兄弟から学んでいきます。こうした犬同士のコミュニケーションから噛み方を学ぶと、成犬になっても強く噛むことがなくなるのです。

■子犬の甘噛は仕方ないもの?

犬を自宅に迎えたばかりのとき、子犬ならではの甘噛に悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。子犬は噛みつきやすい生き物でもあり、成長過程で必ず通る道でもあります。例えば子犬のうちは、歯が生え変わるなどかゆみを感じて噛んでしまうことも。また、噛む行為自体を楽しんでいるなど、遊んでいるつもりになっていることも考えられます。飼い主さんに自分のことを見て欲しいと、甘噛をしてアピールしているケースもあるのです。

子犬の甘噛はどうするの?

子犬の甘噛はかわいいからと、つい許容してしまう飼い主さんも多いと思います。そこまで痛みを感じるものではないので、「そのうち直るだろう」と考えてしまいがちです。ただ、犬がそのうち成犬になり噛む力も強くなってくると、大人でも怪我をするリスクが高くなってしまいます。噛み癖がつく前に、例え甘噛でもしてはいけないことを教えていく必要があります。特に歯がかゆいなども一時的なものではなく、遊びの延長線上で噛んでしまうときはしっかりとしつけをしていきましょう。

ポイント

飼い主さんによって甘噛OKなどの基準を変えないこと。また、おもちゃで気を紛らわせてあげるなど、噛まない環境作りも子犬の甘噛には最適です。甘噛を仕方ないで片付けることのないようにしてくださいね。

■成犬になって突然噛む理由とは

成犬になって甘噛もしなくなった年齢で、いきなり噛みつかれてしまい困った経験のある飼い主さんもいるのではないでしょうか。いつもは温和で人を噛むような性格ではないと、突然のことで飼い主さんもびっくりしてしまうかもしれません。犬が噛み付くというのは、何かしらの理由や原因があると思います。

・いきなり触られて怖かった

・子供の大きな声でびっくりしてしまった

・力の加減が強く攻撃されていると思ってしまった

・犬が怪我をしている所、具合の悪い箇所に触れた

・寝ているときにいきなり触られた

など、予想もしていなかった事態や恐怖心から噛んでしまうことがあります。犬の本能で噛んでしまうこともあるので、飼い主さん自身も、気を付けてあげる必要があります。犬によっても性格に違いがあります。また、去勢をしていないオス同士の場合は、お互いの順位を明確にするために噛んでしまうこともあります。 ただ、注意しなくてはいけない点として、日常的にストレスを感じていないかどうかです。お散歩に行く回数が少ない(時間が短く十分でない)ケースや、閉じ込められる事が多い、お腹が空いている、お留守番の時間が多く孤独を感じるなど、こうした環境がストレスになっていることもあります。犬とのコミュニケーション不足なども含め、ストレスが溜まっていないか、飼い主さんが意識的に気にかけるようにしてください。

■犬の噛み癖はどうしたらいいの?

しつけのコツ 犬の噛み癖を直すためのコツを紹介します。自宅でどうにかできるケースもあれば、プロに依頼して根本から正していくことも必要になります。ドッグトレーナーや獣医師なども含め、犬にあったしつけのコツを教えてくれるケースもあります。自宅で噛み癖を直すためのコツとして、まず「しかりすぎないこと」を意識してみてください。噛んだ犬に対して怒鳴りつける、叩くなどの行為をしてしまう飼い主さんもいます。でも犬にとって自分の身を守るために、余計に噛む行為がエスカレートしてしまうこともあるのです。もしかすると噛んでしまう原因が、犬以外にあるかもしれません。ストレス過多の状態では、人間だってイライラするなど気持ちが制御できなくなることもあります。犬だけを責めるのではなく、自分にも原因があるかも?と考え原因を探るようにしてください。そのうえで、どうしつけるのが、愛犬にとってもいいことなのか考え試していくようにしましょう。どんな理由があっても叩いて教えるのは、犬との信頼関係を築くうえでも、おすすめできる方法ではありません。

■真剣に注意して気持ちを伝えること

人間と犬が一緒に生活していくためにも、歯を向けるのは正しい行為ではありません。最低限覚えておかなくては行けないルールのようなものでもあるのです。噛んでしまったとき、飼い主さんが愛犬に「痛い」ことをしっかりと伝える必要があります。後回しにせずにその場で痛かったことを伝え、悪い行為であることを伝えていきます。飼い主さんのなかには笑いながら伝えてしまう、手をひらひらさせてしまうケースもあります。犬にとっては怒られているのか、遊んでいるのか区別がつかなくなってしまいます。怖い顔をしつつ、怒っていることを犬に伝えます。何度か繰り返しているうちに犬にも、あなたの気持ちがしっかりと伝わるはずですよ。

■まとめ

犬が噛む理由や原因、どんなしつけが必要なのかを紹介しました。犬との生活のなかで、どう伝えていいのか迷うこともあると思います。一度で伝わらなくても、時間をかけて人間を噛むのはルール違反であることを、教えていけるようにしましょう。

 

 

 

有益な情報を広くお知らせするため
↓ ぽちっとにご協力お願いします ↓

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村