子犬のしつけはいつから始めるべき?タイミングややり方

子犬のしつけはいつから始めるべき?タイミングややり方

こんにちは、豆柴専門ブリーダーの摂州宝山荘です。

豆柴(mameshiba)

自宅に子犬を迎えたとき、しつけについて悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。しつけを始めるタイミングはもちろん、教える順番など戸惑うこともたくさんあると思います。子犬のうちから教えることはたくさんあります。子犬のしつけはいつからするべきか悩んでいるあなたに、教えるときのポイントについて、詳しく紹介していきたいと思います。

■子犬のしつけはいつから始めるべき?

まず、子犬のしつけを始めるタイミングですが「生後2ヶ月~3ヶ月」を目安に始めるべきだと言われています。それ以前の子犬は能が未発達なのもあり、しつけをしたところで理解できずに終わってしまいます。

もちろん犬の発達度合いや個性によってもしつけを始めるタイミングは変わってきます。子犬のうちはたくさん向き合い、愛情を注いであげることも必要な時期です。飼い主さんが判断して、まだ早いなと思えば少し後回しにしてもいいと思います。家に迎い入れた時期や環境、個性などを考慮しながら決めるようにしましょう。

また、犬と飼い主さんは、お互いの“信頼関係”が重要です。ただし、飼い主との上下関係を示すものではありません。犬の首根っこを掴んで叱りつけるなど、犬にとっても恐怖心を覚えるようなしつけは正しいものとはいえません。

家に迎えたときに「自分の名前を覚えてもらう」のもしつけの一環です。名前で呼んだときに近くに来るように、まずは認識させることで、お互いの関係を築いていきます。最初から焦らずに段階を踏んで、しつけを進めていくようにしましょう。

■子犬のしつけの前に環境を見直すことも大切

子犬を家に迎える前に、まずは家の環境を整えることも必要です。子犬にとっても飼い主さんとの生活は、すべてが新しい環境になり、見慣れないものばかりです。子犬のうちは「危険」がわからないのもあり、ちょっといたずら程度でしていたことが事故の原因になってしまうこともあるのです。子犬を迎えると決めたら、家のなかで犬が安全に過ごせるかどうかも見直す必要があります。

・子犬の届く範囲に噛まれて困るものはおかない
・電気のコードやカバーなどはむき出しにせずカバーをかける
・子犬が誤って食べてしまいそうなものは置かない
・段差など転落の危険がある場所には入れないようにする

など、安全面についても考えるようにしてください。子犬のうちに危ないことが当たり前になってしまうと、成犬になって教えるのは難しく、犬にとっても危険を伴います。子犬のうちに、危険なことをできるだけ避け、安心して育てられる環境を整えましょう。

■子犬のうちに覚えておきたいしつけ

子犬のうちに、どんなしつけを覚えておくべきなのでしょうか。まず、名前を認識ししっかりとアイコンタクトをとれるようになったら、次のしつけの段階に進んでいきましょう。

待て

犬の行動を制限させる方法としても「待て」も必ず教えておきたいしつけです。食事を目の前に置いた状態で、飼い主が「よし」というまで待てるように教えていきます。最初は短い時間から、少しずつ時間を長くしていきます。上手に「待て」ができたときは思いっきり褒めてあげてください。「待て」ができると嬉しいことがあると認識させるのがポイントです。

甘噛み

子犬のうちにしつけておかなくてはいけないものに、甘噛みがあります。犬は、周囲にあるものや人間などを甘噛みする習慣があります。子犬でまだ歯が生えていないうちはいいのですが、成犬になって歯が揃ったときに甘噛の習慣が残っていると、人を怪我させてしまう危険性もあります。甘噛はいけないと、子犬のうちにしっかりと教えていきましょう。

トイレ

室内のトイレのしつけに悩む飼い主さんも多いと思います。特定の場所でトイレができるようにするためには、犬の習性を理解して適切な環境を整えてあげることも必要です。もし失敗してしまったときはどうしたらいいのか、また適切な対応なども踏まえて考えておきましょう。トイレは根気強く教えていけば、難しいものではありません。

お散歩

子犬のうちにお散歩についても教えていきましょう。他の犬に吠えてはいけない、リードを引っ張るなど、散歩でしか教えられないこともたくさんあります。これらの問題行動を改善しておかないと、飼い主さんにとっても大きな負担になります。また、公共の場に連れていけないなど、お散歩のしつけも重要です。

■子犬のしつけを成功させるためのポイント

子犬のしつけをしているつもりが、なかなか覚えてもらえないと話す飼い主さんも多いものです。そもそもしつけのやり方が、犬に伝わりにくくなっている可能性もあります。子犬のしつけを成功させるためには、どんなポイントがあるのか紹介します。

指示は統一する

飼い主さんのなかには、そのときによって指示語がバラバラ…なんてケースもあると思います。犬を呼ぶときの名前を統一するのはもちろん、犬用のケージに入るときも、「ハウス」や「家」などそのときによって変わらないようにします。犬にとっても複数の言葉になってしまうと、わからず混乱してしまう原因になります。

しつけは短く簡潔に

犬にしつけを教えるときは、長い時間にならないように注意します。できるだけ簡潔に1.2分程度で終わるように伝えます。ちゃんと犬と目を合わせて伝えれば、長時間しつけをする必要はありません。犬に伝わりやすい方法を選ぶようにしましょう。

しつけで大切なことは何の為に行うのかということです。犬との信頼関係を築くのはもちろん、社会性を身につけお散歩デビューする前に、必要なしつけを覚えてもらうことでもあります。全くしつけをしていないと、いざ外に出たときにトラブルの原因になってしまいますし、大怪我をする原因にもなりかねません。

また、しつけは犬に対して愛情を注ぐことでもあり、しっかりと褒めてあげる、遊ぶときは遊ぶなどメリハリをつけます。犬にたくさんの愛情を伝えてあげることも大切です。

■まとめ

子犬のしつけはいつから必要なのか、内容やポイントを紹介しました。教えてもうまくできないこともあると思います。子犬のうちからしっかりと教えることで、成犬になったときにも問題なく人間との共同生活ができるようになります。子犬のうちのしつけは重要です。

 

 

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