意外と知らない犬のひげの役割とは?
こんにちは、大阪府の豆柴専門のブリーダー、摂州宝山荘です。
犬のカットやトリミングのときに「髭」をどうするかで困ったことはありませんか。犬のおひげカットは比較的よく聞かれることですし、整えている犬も見かけます。動物によっては髭のカットはご法度とも言われます。犬の髭にはどんな役割があるのか、解説していきたいと思います。
■犬の髭にはどんな役割があるの?
犬の髭は犬種によっても違うなど、個体差があります。切っている犬もいるならそこまで重要なものではないんじゃないかと思う人もいると思います。犬はもともと視力が悪いため、髭を使って周囲の環境を把握しています。例えば気候や気圧なども変化もそうですし、感覚器官としての役割を持っています。
ただ、カットで髭を切ってしまっても、嗅覚なども優れているため、日常生活に支障が出ることはありません。また、髭は犬の健康のバロメーター的な役割も担っています。元気なときは髭にハリがありしっかりとしています。でも元気がない体調不良のときは、髭が垂れている、抜けてしまうなど、いつもと違った髭の状態になっていることもあります。
髭で何がわかるの?と思っている飼い主さんは、髭に注目して犬の様子を見てみてもいいかもしれません。犬にとって髭は重要な役割があるのです。
■シニア層の犬は髭のカットをしないほうがいい
成犬でも年を重ねてきたシニア層の犬は、髭をカットしないほうがいいとされています。どうしても聴覚や嗅覚が衰えてしまいます。今までは髭の感覚を使っていなかったとしても老犬になると、生活しやすくなる重要な役割を担っていることもあります。
また、犬自身もカットするのを嫌がることもありますし、無理にカットをせず健康のバロメーターとしてそのままにしていても問題ありません。犬の年齢によっても髭の重要度が変わるので、カットせずに残しておいてあげましょう。
■まとめ
犬を長く飼っていても、髭の役割については知らない飼い主さんも多いかもしれません。よく見ると鼻周りだけでなく、目の上や顎周辺などさまざまなところに髭が生えています。犬も若いうちは髭をカットしてもいいですが、老犬になり生活に支障が出そうだなと思うときは、髭をそのままにしてもいいと思います。トリマーさんに伝えておけば、髭はそのまま残してカットしてくれるはずです。犬の髭は優秀な機能を持っているからこそ、必要に応じて残してあげるようにしてくださいね。
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