犬の警戒吠えに困っている飼い主さんの対処法

犬の警戒吠えに困っている飼い主さんの対処法

犬といえば吠えるのが当たり前であり、習性のようなものです。豆柴も外飼育の頃は番犬向きと言われ重宝されましたが、お家飼育になってくると吠える必要性が無くなったためあまり吠えないと言われます。そのため、ある程度は仕方がないと思っていても、あまりに吠える回数が多いケースや、お出かけ先などで吠えてしまうと、連れて行くのもちょっと難しいかな?と思うことも出てきてしまいます。なかには外ではほとんど吠えない犬もいて、性格かな?と諦めていませんか。

犬の「警戒吠え」について説明していきたいと思います。

■犬の警戒吠えとは

犬はもともと吠える動物です。そのため、犬を飼っている飼い主さんであれば多かれ少なかれ、吠えている姿を見ることがあると思います。犬の種類によっても吠えるときの声の大きさも違いますし、吠え方も一律ではありません。でも意外かもしれませんが犬が理由なく吠えるとは考えられないといわれています。

犬が吠えているときは必ずなにかしらの理由があり、飼い主さんに伝えようとしてくれています。例えば最も多いのが「警戒吠え」です。犬がなにかしらの身の危険を感じたときに、相手に対して注意を伝えるために吠えています。人間から見れば「何に吠えているんだろう?」と思ってしまうことであっても、犬にとっては警戒するべきことだと認識し、吠えて教えているのです。

■犬の警戒吠えは室内・室外によって理由が違う?

犬が警戒吠えをするのは、室内(家の中)なのか室外(お散歩中など)によってもその理由が変わります。まずは両方のケースでどんなときに吠えて理由があるのでしょうか。

室内

警戒吠えのなかでも一番多いのが、室内にいるときです。これは犬の警戒心が強いのもありますが、もともと縄張り意識があり自分のテリトリーの中に知らない人が入ってくるのを嫌がります。

例えば来客時のインターホンの音に反応して警戒吠えをする犬が多いのですが、大抵の場合は宅急便や郵便など玄関先で用事を済ませ帰ります。犬にとっては警戒吠えをしたことによって、相手がいなくなったと解釈します。

そのため、誰かがくるとそのたびに吠えるのが習慣化してしまうのです。窓から人が見えただけで吠える犬もいますし、犬にとっては吠えることが自分のテリトリーを守っていると思っているのです。

室外

お散歩に行ったときに犬が警戒吠えをしてしまうと、悩んでいる飼い主さんも少なくありません。例えばいつも決まったコースをお散歩している場合、犬にとってはそこも縄張りとして認識しています。

特にオスの犬はもともと縄張り意識が強く、自分のお散歩コースに知らない犬や人間がいることを嫌がります。犬の種類によっても違いますし、もともとの性格が影響していることもあります。

また、室外で注意しなくてはいけないのが、「かわいいね~」と知らない人が犬に触れようとしたり、目をじっと合わせて来ると犬は恐怖心を感じます。人間だっていきなり知らない人に触れられれば嫌な気持ちになりますよね。

犬と目を合わせるのは、敵意を持っていると判断されてしまうこともあります。お散歩中に犬が何に反応しているのか、また怖がっているのかを観察するようにしておきましょう。

■犬の警戒吠えを解消する方法とは

犬は吠える動物とはいっても、さすがに警戒吠えの頻度が多いと困ってしまいますよね。どうしたら警戒吠えを減らせるのか、具体的な対処法について紹介したいと思います。

警戒心を持たせないようにする

例えば室内でも室外でも警戒吠えをしてしまいそうな対象が来たら、犬におやつをあげるのを習慣付ける方法もあります。

家に知らない来客があって犬の警戒心が高まっているときにおやつをあげる、お散歩中で大きな車が通ったり人通りの多いところでおやつをあげるなど、警戒する対象が目の前にある(いる)ときに、おやつをもらえると思うと、警戒吠えをしなくなります。

おやつがもらえると嬉しい感情を覚えますし、わざわざ吠えようとは思わなくなります。縄張り意識がつかないようお散歩コースは毎回変えるのもおすすめです。

室内では外の様子を気づきにくくする

犬が来客に気づいたり、知らない人が窓の外を歩くことに気づくような環境も改善していかなくてはいけません。犬が普段過ごしているハウスも、玄関から比較的遠い場所に置くようにしてみたり、窓の外が見えないようにガラスフィルムを張ったり、カーテンを締めておくだけでも警戒吠えを防ぐことに繋がります。

犬はとても賢いので気づいてしまうかもしれませんが、ちょっとした工夫で警戒心を減らすことができます。犬にとってもずっと警戒していることがなくなるので、おすすめの方法です。

■まとめ

警戒吠えをするのは決して珍しいことではありません。むしろどの犬でも程度はありますが警戒吠えをしてしまいます。ただし、外出中に警戒吠えがひどいと、飼い主さんにとっても犬にとっても負担がかかります。恐怖心を覚える対象でないこと、安心して一緒に外出できるように、徐々に慣らしてあげるように工夫していきましょう。

大阪にある豆柴専門ブリーダー摂州宝山荘の豆柴は無駄吠えしない躾、方法を飼い主様にも指導しております。

 

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