雷を怖がる愛犬に飼い主さんができること
愛犬を飼っていると、雷などの天候が悪いときに怖がっている姿を見て不安になった飼い主さんもいるのではないでしょうか。そもそもどうして雷を怖がるのかがわかりませんし、飼い主さんがどんな対応をしたらいいのかも迷うところです。
犬が雷を怖がるときは、どんな対策をしたらいいのでしょうか。
■犬が雷を怖がる理由
犬の性格によっても違いますが、無性に雷を怖がり震えてしまう犬もいます。もともと野生で暮らしていた犬にとっては、雷は命の危険があるものです。そのため、本能的に「危険！」と判断すると、雷を極端に怖がる犬もいます。
過去に雷が近くに落ちて大きな音がしたことが、大きなトラウマになっている可能性も考えられます。人間以上に聴覚が優れているため、雷の音がより大きく聞こえてしまい、不安に感じてしまうこともあります。
雷で地面や家が揺れることを怖がっているケースもあります。また、意外かもしれませんが犬は飼い主さんの様子を見て雷を怖がっているケースも考えられます。一番近くにいるからこそ、飼い主さんの表情や態度などを敏感に感じ取ってしまうこともあります。
■犬が雷を怖がっているときの対処法
まず、一番大切なことは、雷が鳴っているときも飼い主さんが冷静でいることです。雷が鳴ったときにあまりに慌てる素振りを見せると、犬も不安になってしまいます。そのため、雷が鳴っているときは、窓を閉めて音が聞こえにくくなるようにして、テレビをつけます。できるだけいつもどおりの生活を続けることで犬も安心します。
雷が鳴っているときは、犬の近くにいてあげて、おやつをあげるなどご褒美を与えることで不安を解消してあげます。雷が鳴っている時間が怖いものではなく、犬にとっておやつなどのご褒美がもらえる時間として認識すれば、雷に極端に怖がることも少なくなるはずです。
それでも不安が解消されないときは、もしかすると雷に対して極端に怖い不安症のような状態も考えられます。専用のお薬などもありますので、一度相談してみてもいいと思います。
■まとめ
犬が雷を怖がっているときに、飼い主さんができることはできるだけ不安にさせないことです。犬にとっても飼い主さんが落ち着き冷静な対応ができていれば雷に対して極端に怖がることも少なくなっていくはずです。この時期は台風や豪雨などの影響でいきなり雷になることもあります。犬の様子をこまめに確認してあげること、雷の対策をして準備しておきましょう。
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