犬がお散歩中に歩かなくなる原因や対策方法は

犬がお散歩中に歩かなくなる原因や対策方法は

飼い主さんの多くが一度は経験しているのが、お散歩の途中で愛犬が歩かなくなってしまう問題です。

せっかくいつもと違うお散歩コースに来たのに、結局途中からずっと抱っこになってしまい、大変な思いをしたなんて飼い主さんもいると思います。犬が散歩の途中で歩かなくなってしまうのは、どんな原因があるのでしょうか。また、そのときの正しい対処法についてもご紹介します。

■犬が散歩中に歩かなくなってしまう原因

今まで楽しそうに歩いていたはずなのに、急に足を踏ん張って歩かなくなってしまうと、飼い主さんにとっても困りものですよね。
お散歩に行くまではリードを咥えて楽しそうにしていたのに…なんてことも。犬が散歩中に歩かなくなるのはどんな理由が考えられるのでしょうか。

歩き疲れている

いつもよりもお散歩の時間が長かったり、たくさん歩いていると疲れてしまい急に歩かなくなってしまう犬もいます。また、老犬で運動量が少なくなっていると疲れやすくなってしまう犬もいますし、そもそも歩くのが苦手な犬もいます。

お散歩中に疲れてしまったときは息遣いが荒くなりますし、舌を出すなど普段と違う様子が見られるはずです。犬が疲れているときは、無理させないのが一番です。特に体調を崩したあとなどお散歩中に疲れていないか、しっかりと確認するようにしましょう。

怖いと感じている

犬のなかでも社会性に乏しく、精細な性格の子もいます。何かがきっかけでお散歩が怖くなってしまうなどの“恐怖”が原因でお散歩中に歩かなくなってしまう人もいます。散歩でなにか大きな音や声がして怖い、通り道に苦手な犬がいるなどの理由で、先に進みたくないときに止まってしまうこともあります。

犬の性格によっても違いますが、足がすくんで動けなくなっているときは“恐怖”の原因を取り除いて安心させてあげなくてはいけません。お散歩コースを変えるのも一つの方法です。

怪我や病気が原因

犬が急に歩かなくなるのは、お散歩中の怪我や病気が原因になっている可能性も考えられます。人間は靴を履いて歩いているので気づきにくいのですが、なにか異物を踏んでしまい関節炎などの怪我の原因になっている可能性も考えられます。

足を引きずっていないか、痛そうにしていないか、舐めていないかを確認してみてください。怪我が原因なのに、無理に歩かせるのは犬にとっても大きな負担になります。また、お散歩中に急に歩かなくなるのが続く場合は、病気が原因のことも考えられます。肥満気味の犬の場合、足にかかる負担も大きいので歩くのが辛くなってしまうケースもあります。

■お散歩中に犬が歩かなくなったときにしてはいけないこと

お散歩中に犬が急に歩かなくなってしまったとき、どうしたらいいのでしょうか。
飼い主さんのなかには 無理にリードを引っ張ったり引きずってしまったり、歩かない犬に対して怒ってしまう人もいます。

でも犬にとっては歩かないことに必ず理由があります。その原因に向き合わずに怒っていては、飼い主さんと犬との信頼関係に問題が生じてしまいます。犬のなかにはトラウマになってしまい、お散歩に行くのが嫌になってしまうことも。

また無理に引っ張ると肉球の裏がすりむけてしまったり、首を痛めてしまう危険性も考えられます。犬が歩かないからといて無理に歩かせようとするのは、正しい対処方法とはいえません。

■お散歩中に犬が歩かなくなったときの対処法

犬がお散歩中に歩かなくなってしまったときの対処法として、子犬や老犬などの体力面の問題であれば「抱っこ」も解決方法の一つといえます。何か怖いものがあるのに無理やり歩かせるのは、更に恐怖心が募る結果にしかなりません。少しでも安心させてあげる意味でも飼い主さんが抱っこしてあげるのも一つの方法です。

また疲れが原因で歩かなくなってしまっているときは、一度散歩の時間を減らすのもいいと思います。年齢によっても運動量の違いがありますし、犬種によっても散歩の時間は違います。

もしかしたら散歩の時間を考えるきっかけなのかもしれませんよ。時間を減らしても歩くとすぐ疲れてしまうのであれば他になにか原因があるのかもしれませんので、犬の様子をしっかりと観察するようにしてください。

お散歩のルートに問題があるのであれば、翌日からルートや時間を変えてみるなどの対策でお散歩が好きになってくれるかもしれません。

■まとめ

犬がお散歩中に急に歩かなくなるときは、必ず理由があります。無理に歩かせるのではなく、楽しくお散歩できるように工夫してあげることも必要です。また、しつけを通してお散歩中に歩かなくなる問題が解消できることもあります。

特に原因が思い当たらないのに散歩中に歩かなくなってしまうときは、もしかすると怪我や病気が原因になっていることも考えられます。自分で主張できないからこそ、ちょっとした変化にも気づいてあげることが重要になりますよ。

 

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