愛犬の肥満は万病のもと!気を付けてるのに太っちゃう意外な原因とは?

愛犬の肥満は万病のもと!気を付けてるのに太っちゃう意外な原因とは?

愛犬とは一日でも長く健康で楽しい毎日を送りたいものですよね。でもついついかわいくおねだりされてしまうと過度におやつをあげてしまったり、甘やかせてしまう飼い主さんもいるのではないでしょうか。

愛犬が標準体重よりもちょっと多く肥満気味になってしまっているかもしれません。人間もそうですが犬にとっても肥満は万病のもとと言われています。気を付けているはずなのになぜか太ってしまう、愛犬の意外な肥満の原因について詳しく説明していきますね。

■犬が太りやすいかどうかは成長期に決まる

いきなりですがあなたは犬の成長期がいつなのか知っていますか?犬の大きさによっても成長期の時期は異なり、超小型犬や小型犬は8~10ヶ月、中型犬は10~12ヶ月、大型犬は15~18ヶ月、超大型犬は18~24ヶ月と大きく差があります。

そのため1歳までに脂肪細胞の増殖によって、太りやすい犬もいれば痩せやすい犬もいるといいますが犬によって個体差があるのを忘れてはいけません。

基本的に生後2ヶ月までの成長期とその後の成長期で2つの時期に分けられます。犬の脂肪細胞が増えるの生後4~5ヶ月を過ぎた頃からになりますので、それまでは肥満になる可能性はありません。

ただし4ヶ月以降は脂肪細胞が一気に増えるので日々の食事など気を付けてあげないと、肥満になってしまう可能性が増えてしまいます。成長期の時期は骨や筋肉、歯の形成も必要なので、高い消化性のタンパク質を多めに摂取します。成長期を過ぎた犬の場合は、カロリー過多にならないように毎日の食事を調整してあげることが大切。

■犬のボディコンディションスコアとは

多くの犬は1歳の時点から体格は大きく変化をしないと言われています。そのため犬の適正体重を出すとすれば、1歳時点の体重と比較して体重が増えすぎてしまっていないかを比較すれば、肥満になっていないかどうかがわかります。犬のボディコンディションスコアとは、「BCS」と呼ばれるものになり、理想の体型は5段階中3です。

(痩せすぎ)
1…遠くから見ても助骨や骨盤・腰椎などの骨がはっきりと見え体脂肪が全く認められない状態。筋肉量も低下している。
2…助骨は触って分かる程度、体脂肪が触知できずに助骨が出ていることもあり、骨盤が骨ばって見え、腰椎の上部が見え腰がはっきりとしている。
3…助骨をかばうような余分な体脂肪がなく助骨は用意に触知、腰のくびれがあり腹部が引き締まっている。
4…助骨の触知はできず脂肪に覆われている状態。腰椎部の尾の付け根に脂肪の沈着があり、腰のクビレはまったくなく腹部にひだがあることも。
5…腹部・脊椎・尾の付け根に脂肪の沈着があり首と四肢にも脂肪の沈着がある。腹部の膨張も明らかな見た目である。
(太り過ぎ)

愛犬の姿を見てどの程度脂肪がついているのか、どの部分に脂肪がついているのかを確認したうえで、今どのボディコンディションスコアに該当するのか「3」になるように理想の体型を維持することが大切です。

■犬が肥満になる可能性を高める生活習慣と対策

日々の生活のなかでも犬が肥満になってしまう原因にはさまざまなものがあります。飼い主さんが良かれと思ってやっていることが、犬の健康には逆効果になっていることも。

1. 運動不足
子犬の場合は室内遊びでも十分に足りていることもありますが、中型犬・大型犬などは室内だけでは運動不足になってしまいます。毎日のお散歩はもちろん、肥満になる前から体を動かすようにしないと、運動が苦手になってしまったり関節が痛くて動かないようになってしまいます。

本来犬は動くのが好きな生き物なので、健康維持のために運動不足を続けていることが大切です。適正体重の犬だと走ったりジャンプしたり活動的になるので、遊ぶ時間も自然と増えていきます。

2. 食事量
食事の適正量を正しく守ればダイエットをするのは難しいことではありません。犬は人間が管理しているので、好き勝手に餌を食べることはできません。「かわいいから」とか「これぐらいならいいかな」なんて人間の食べ物やおやつをあげてしまい肥満になるのです。

ドッグフードの裏に“適正量”が記載されていますのでそれを基準に餌を与えます。1日にあげる総量さえ間違えていなければ、太りやすくなることはありません。時間帯や回数にこだわらず適正量をあげるようにします。一度にすべて食べてしまっても足りないわけではないので、過度にあげすぎないようにしてくださいね。

■まとめ

犬の肥満はさまざまな病気のリスクを高めたり、健康面でも悪い影響を与えてしまいます。太りすぎてから痩せるのも大変ですし、犬にとっても負担がかかります。だからこそ犬を自宅に迎えて家族の一員になったら餌や運動に注意して、肥満になりすぎないように注意してくださいね。

また年齢に合わせたドッグフード選びも忘れないでくださいね。子犬用のドッグフードもあれば、成犬用・老犬用など栄養が過多になりすぎないように注意してくださいね。       

 

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