柴犬は痴呆症になりやすい?犬の老化を知り長く一緒に生活するコツ

柴犬は痴呆症になりやすい?犬の老化を知り長く一緒に生活するコツ

人間も年を取るように、犬も年を取り老化が進んでいきます。

私達にとって犬もかけがえのない家族になりますし、年を重ねても安心して幸せな生活を送って欲しいと思うものです。犬の老化には個体差があるのでさまざまな症状が出ますが、それぞれに違いがあります。愛犬が年を取り老犬になったときにどんな特徴があるのか?犬と1日でも長く生活していくためのポイントや、犬の認知症についても紹介していきます。

“犬は人間の4倍の速さで年齢を重ねている”と言われており同じ時を刻み思い出を作っているはずでも、時間の流れは違うものです。大切なパートーナーでもある愛犬ですが、気付かないうちにどんどん老化が進んでいるのです。そんな愛犬のために飼い主さんができることは“老化のサイン”に気付いてあげることです。今までと何も変化のないように見える犬でも、実は日々の生活の中で老化が進んでいます。

そもそも犬は何歳から老化していると思いますか?犬の種類によっても変わるのですが、大型犬では8歳以上、小型犬では10歳以上から高齢犬だと言われています。もちろん犬の寿命によっても変わりますし老犬になっても元気に走り回っている犬もいるので見た目だけで判断することはできないかもしれません。ちなみに犬は犬種が大型になればなるほど平均寿命が短くなると言われていて、哺乳類の中では珍しい特徴があります。例えばグレートデーンのような超大型の犬になると、平均寿命は7歳前後と言われています。

■犬の老化のサインとは?

犬の老化のサインはちょっとわかりにくいので、年齢を重ねてきたら今まで以上に犬の体調に気をつけてあげてください。老化に気付くことで対策が早めにできるようになるので、犬のケガや病気を防ぐことにも繋がります。

1. 睡眠時間が長くなる

犬は年齢を重ねると睡眠時間が長くなる傾向があります。もともと犬は人間と比較しても寝ている時間が長いので判断するのはちょっと難しいかもしれません。夜だけでなく昼間にもこまめに寝るようになったら、年を重ね老化が進んできた証拠でもあります。犬は老化すると飼い主さんにべったりと甘えるようになるので、飼い主さんの側で寝ている時間が増えたら老化のサインです。今まで遊んでいたおもちゃを渡しても興味を示さなくなるなど、明らかに違いが出てきます。

2. 食欲が増える・減る

犬は高齢になると食欲に変化が出てきます。食欲が旺盛になる犬はかまって欲しい気持ちが強くなっている証拠です。逆に食欲が減っている場合は、胃腸が弱ってきていています。極端に食欲が減り痩せてしまっている場合以外はそこまで心配する必要がありませんが、何か病気が隠れている場合もありますので少しでもおかしいなと思ったら早めに病院を受診するようにしてくださいね。今まで好きだった食べ物が苦手になる場合もあるなど、味覚の変化は老化によくある症状の1つです。

3. 散歩が苦手になる

今までは何時間でも散歩ができたはずなのに、すぐに家に帰りたがったり後ろ足を引きずったまま歩くなど、歩く姿に変化が出てくる場合もあります。犬の多くは後ろ足に年齢が出やすいので歩いているときの姿などを見比べてみてください。老化しているのに無理に長時間散歩させてしまうと犬に負担をかけてしまいます。老犬の場合はカートに乗せてあげて太陽の光を浴びるようにしてあげてくださいね。犬のペースに合わせてゆっくりと歩くこと、今までとは違った景色が見えるようになるかもしれませんね。

■犬の老化の1つ「痴呆症」についても知っておこう

痴呆症は老化の症状の1つですが、急激に出てくるのではなく徐々に悪化していきます。
・夜になると単調な声で泣き続ける
・同じ場所をぐるぐるとまわっている
・一日中寝ている
・名前を呼んでも反応しなくなった
・トイレを頻繁に失敗しなくなった
などの症状が出てきます。痴呆症になる犬の約8割は「日本犬」だと言われています。特に柴犬は痴呆症になりやすいと言われていて、その割合は年々増えているといいます。これは食生活の変化が関係しており、魚を食べる機会が少なくなったことでEPAやDHAが不足していることが痴呆症に繋がっているのです。食事やサプリメントなどで不足しがちなEPAやDHAを摂取してあげること、犬と接する時間を作ってあげて適度な運動や健康的な食事を心掛けるようにします。痴呆症については10歳以上になればどの犬でも発症する可能性があり、決して他人事ではないのです。

犬が老化していく姿を見るのは飼い主さんにとっても辛いと感じることがあると思います。人間よりも何倍も早く年をとってしまう犬だからこそ、最後の最後まで一緒に過ごす時間を大切にしつつ幸せな時間を共有してあげてくださいね。犬にとっても飼い主さんと過ごす時間はとても幸せなものですし、痴呆症になってしまっても一緒にいるとほっとする相手であることは間違いないのです。犬の老化について気付いてあげることが大切です。

 

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