犬の血統書とは?どんなことが書いてあるの?

犬の血統書とは?どんなことが書いてあるの?

犬を飼うときに「血統書」付きの犬にするかどうか、悩まれる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

血統書があるだけで高価で優れているようなイメージを持っている方もいると思います。血統書の目的や書いてあること、どんな意味があるのかわかりやすく解説したいと思います。

■血統書にはたくさんの情報が詰まっている

血統書の正式な名前を「血統証明書」といいます。定められた基準を満たしている証明書になり、犬の戸籍のような役割をしています。もともと19世紀頃にイギリスで誕生し、日本では第一次世界大戦をきっかけに作成するようになりました。

血統書は「犬種標準」を守る目的があり、特徴や容姿を守り純血を繁殖させることを目的にしています。血統書は複数の犬籍団体によって発行され、世界的にも有名な「一般社団法人ジャパンケンネルクラブ」や「公益社団法人日本犬保存会」などが一般的で、他にもコリー犬やシェパードなどの限られた犬種にのみ血統書の管理を行っている団体もあります。

血統書はブリーダーにとっては欠かせないものになり、より良い子孫を残すためにも大切です。

■血統書にはどんなことが書かれているの?

血統書には犬の情報のすべてが記載されています。どの団体から発行された血統書なのかによっても違いますが、よく書かれている内容をご紹介します。

・犬名(ブリーダーがつけた名前で血統書上の正式名称)
・犬種記号
・犬籍登録番号
・色
・生年月日、性別
・DNAの登録番号
・遺伝子検査結果
・訓練試験の評価
・体高
・股関節や肘関節の評価
・繁殖者や所有者
などの情報が書かれています。

他にも一緒に生まれた兄弟が何頭いるのか?オスメスの性別もわかりますし、親である犬がチャンピョンとして取得した資格や、血統書の発行日、名義変更届、コールネームなどさまざまな情報が記載されているはずです。

血統図には3世代前までの血統が記載されていることが多く、請求した場合のみ4世代前までを取り寄せることもできます。血統書には偽物も多いので、犬を飼うときは本当に信頼できるかどうか判断したうえで購入してくださいね。

■まとめ

犬の血統書は大切な情報が記載された戸籍です。犬を迎い入れる前に正しい情報なのか確認すること、偽物の血統書も出回っていますので注意してくださいね。

愛犬の歴史がわかると考えると、血統書を読むのも楽しくなると思います。家族の一員として生活していくうえで重要な情報がたくさん詰まった証明書ですので、なくさず保管しておくようにしてくださいね。

 

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