愛犬が飼い主さんから離れないのはなぜ?こんな理由が

愛犬が飼い主さんから離れないのはなぜ?こんな理由が

飼い主さんが家にいる時は、ちょっと席を立つときにも愛犬が必ず後ろからついてくる「後追い」が気になっている人もいるのではないでしょうか。

キッチンやトイレなどちょっと動くだけで一生懸命ついてくる姿はかわいくもありますが、時には心配になってしまう場合もあります。特に犬は飼い主さんと一緒にいたい気持ちの強い動物です。こんな後追いはどうしてしてしまうのか?また後追いを止めさせたほうがいいのでしょうか。

 

■犬が飼い主さんの後追いをする理由とは?


犬が飼い主さんのことを後追いするにはこんな理由があります。飼い主さんにとっては「確かに!」と思うことがあるのではないでしょうか。

(1) 飼い主さんを信頼している
犬にとっては飼い主さんの存在はかけがえのないものです。信頼でき、ずっと一緒にいたい大好きな存在です。だからこそできるだけ近くにいたいと思い後追いをしてしまうこともあります。

幸せな時間は一緒に共有したいですし、不安だったり体調が悪いときにも側にいてくれるだけで安心できる存在でもあるのです。犬にとっては愛情の現れでもあるのです。

(2) 何か楽しいことがあるのか期待している
犬にとって飼い主さんと一緒にいると楽しいことがたくさんあると思っています。
例えば餌をくれたり、お散歩に連れていってくれたり飼い主さんの後に付いていくだけで何かあるのではないかと、ワクワクした気持ちでついていっているのです。しっぽが上向きになっていれば、何か楽しいことを考えているのかがわかるはずです。

(3) もともとの性質的なもの
犬は単独で行動するものでなく、群れをなして生活する動物です。人間と生活するよりも前からの習慣でもあり、現代になってもその習性は強く残っています。

犬にとっては飼い主さんが家族になりますので、後追いするのが当たり前になっている場合があるのです。また犬はリーダーに従う習性がありますので、飼い主さんのことをリーダーだと思っている、家族だと思ってくれているからこその行動ともいえます。

これらの後追い理由はそのままにしてあげてもいいと思います。犬にとって飼い主さんがかけがえのない大切な存在であることの現れになるからです。

また姿が見えなくなると不安になってしまいますので、トイレに行く時などドアを少し開けておき見えるようにしてあげるのもいいですね。頑張って待てた時は抱きしめてあげるなど、スキンシップを取るようにしてあげましょう。

また子犬の時は飼い主さんのことを親だと思っているので、後をついてくる場合があります。子犬の頃にあまりにも一人にして不安な気持ちを与えてしまうと、分離不安の原因になることもありますので、できるだけ側にいてあげるようにしましょう。

また老犬の場合も体の不調が出てくるようになると、今までは全くベタベタしなかったはずなのに飼い主さんに甘えるようになったという声も聞きます。

犬の年齢によっても後追いしたり甘える程度が変わることがあるのです。子犬の場合や老犬の場合は、できる限り犬の欲求に応えてあげていいと思います。人間の子供に接するように優しく行動してあげることで後追いを減らせる場合もあります。

 

■飼い主と離れることのできない分離不安は改善を


犬の中には、飼い主さんが側を離れたり他の犬と接してるだけで不安な気持ちになってしまい、時にはパニックを起こしてしまうことをいいます。

犬は基本的に飼い主さんのことが大好きですが、「離れられない」のはまた別の話になってしまいます。分離不安の場合は、犬にとっても辛い事態になってしまいますので、早めに解消してあげることが大切です。

分離不安にも程度があります。多少の程度であればいいのですがあまりにもひどい状況になってしまうと、問題行動を起こすようになってしまいます。例えば何時間も激しく吠え続けてしまったり、家の中で暴れて物を壊してしまう、ケガするほどの自慰行為などの原因になります。

長時間かけて少しずつ離れることを積み重ねていくこと、待っていれば戻ってきてくれると思うように、トレーニングを行うことが大切です。少しずつ不安な気持ちを軽減させてあげて、離れていても不安な気持ちでパニックにならないようにトレーニングしていきます。


犬の行動のすべてに必ず理由があります。飼い主さんにとって後追い行動はとてもかわいいものですが、あまりにもその症状がひどい場合はトレーニングなども考えなくてはいけません。

どんなに一緒にいたくても時には預けなくてはいけない、お留守番させなくてはいけない場合もあります。犬にとっても後追いの程度が強くなってしまうとストレスになってしまいますので、適切な対応を心掛けるようにしてあげてくださいね。

犬との生活の中でお互いが理解し合える関係になることが大切です。犬の性格によっても変わりますのでゆっくりと時間をかけて、犬にとって安心できる最高の関係を築けるようにしてあげましょう!

 

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