犬は飼い主を忘れない?忘れる事も有るの?

犬は飼い主を忘れない?忘れる事も有るの?

犬は飼い主のことを一生忘れないと聞いたことはありませんか?飼い主さんにとってはとても嬉しいことですが、実家に飼っている犬に久しぶりに会った時に唸られて警戒されてしまった経験がある人もいるかもしれません。犬は本当に飼い主さんを覚えているのでしょうか。

犬舎から巣立った子犬が里帰りしてくれることもあります。通常2~3カ月で巣立ちますので、私といる期間はごくわずか。
巣立ってから半年以内に里帰りして頂くとほとんどの子が覚えていてくれていますが、1年から2年過ぎてからの里帰りの場合、思い出すまですごく時間がかかるか、覚えていないのかな?という事が多いです。

 

◆犬の記憶力とは?

犬には短期記憶と連想記憶の2つが特に優れていると言われています。まずは一般的な記憶の考え方になる短期記憶・中期記憶・長期記憶について説明します。

(1) 短期記憶

約10分程度の記憶になり、お散歩中に見た景色や人を覚えているなど短期的な記憶になります。そのため10分経過した後は全く覚えていない…なんてこともあります。忘れてしまっても問題のないものに対して短期記憶を使うことがあります。例えばトイレに失敗してしまった時に、その場で起こらずに時間をおいてしまうとどんなに強く叱ったとしてもその原因を覚えていないのです。

(2) 中期記憶

約1ヶ月程度記憶しておくことができ、長期的に残すかどうか判断している状態の記憶になります。興味のある内容になりなんとなく気になって忘れられないといった記憶です。

(3) 長期記憶

一生涯忘れることのない可能性のある記憶です。人や情報を結びつけて考えることができるので、興味のある人や飼い主さんのことなど一生涯忘れない記憶としています。

 

◆犬が最も得意とする連想記憶とは?

犬は物事を関連付けて覚えることに長けてます。

例えばしつけをした時に何度も繰り返し教わったお手やお座りなど、上手にできると飼い主さんが褒めてくれるというのを覚えています。そのためしつけしたことを覚えていて、日常生活の中で実践できていると考えられているのです。

また、犬は姿などの形だけでなく、声や臭いなども合わせて飼い主のことを覚えています。日々の生活の中で記憶を忘れることはありませんし、常に飼い主さんとの記憶は更新されていきます。

犬の記憶力について説明してきましたがいかがでしょうか。犬にとっても個体差がありますので、長期間合わなくても覚えていることもあれば短期的に忘れてしまうこともあります。1ヶ月程度合わなかったとしても、飼い主さんのことは忘れないといいます。

実際に震災などで置き去りにされてしまった犬が飼い主さんと再開した時に嬉しい素振りを見せたこともわかっています。犬は短期記憶と連想記憶にはとても優れていますので、犬にとって嬉しい記憶や幸せな記憶を積み重ねてあげたいものですね。

 

 

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