飼い主が泣いていると犬はわかる?愛情深い犬ならではの行動

飼い主が泣いていると犬はわかる?愛情深い犬ならではの行動

 

先週に引き続き犬の感情、感性についてです。

犬を飼っていると、泣いている時にそばに寄ってきて飼い主を慰めてくれるような行動を取ることがあります。

 ペロッと舐めてくれたり、元気が出なくて落ち込んでいる時にも何をするわけでもなく、そっと隣にきてくれる犬の行動に感動してしまった人もいるはずです。

 そもそも犬は飼い主さんが泣いている・落ち込んでいることがわかるのでしょうか?

 

◆犬は飼い主が泣いているとわかるの?

犬は人間の顔を見て表情の変化を読み取ることができると言われています。飼い主さんが笑顔でいれば「肯定的なこと」、怒っている時は「否定的なこと」だと判断しています。

 実際にオーストラリアで実施された研究では、人間の写真を見るだけでも表情の違いを区別できたそうです。特に犬は自分の飼い主さんの表情の変化に対してとても敏感で、飼い主が悲しいと感じると自分も悲しくなってしまいます。

 飼い主のことをリーダーとして認識しているからこそ、同じように感情を共有しているのです。飼い主がストレスを感じてイライラしている時は、その気持ちを敏感に感じ取っていることになりますので、同じように犬にとってもストレスに感じてしまっている場合も考えられるのです。

 

◆飼い主以外の泣き顔にも反応する

ある実験では犬は飼い主だけでなく人間の泣き顔に対して慰めようとすることがわかっています。

 これは幼児が泣いている子どもがいるとその子を抱きしめたりおもちゃをあげて励まそうとするのですが、この行動に似た動きを犬はすると言われています。犬は飼い主さんだけではなく、人間が悲しい顔をしていたり泣き顔や落ち込んでいる時にほっておくことができないのです。

 犬は静かに近付いて相手にとって癒やしとなるような行動を示すのです。犬にとって人間への無償の愛情とも言えるのではないでしょうか。

 確かに犬は昔から人間の感情に敏感であることは知られていました。でもそれは科学的に実証されたものではなかったので、飼い主さんだけが感じているものとされていました。

 そもそも犬には人間の言葉が通じない(単語の理解力はあります)ので、どうして悲しい感情や落ち込んでいるのを理解できているのかについては、はっきりとわかってはいませんが、私達人間にとって癒やしの存在であることは間違いないのです。

 ただし、飼い主さんがイライラしたりストレスが溜まっているのを犬に感じさせてしまうことのないように注意してくださいね。人類の最良のパートナーと言われているにはその理由があるのです。

 

無償の愛情。

これが皆さまの癒しとなり、他人への接し方を教えてくれる先生でもあるわけです。

 

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