犬の水分補給にもコツがある? 飲まない時の対処法
夏になると照りつけるような日差しの中、お散歩に行くこともありますよね。愛犬の運動不足を解消してあげるためにも、夏とはいえお散歩は必須です。外を歩く時に気をつけて欲しいことといえばアスファルトでのやけどと脱水ですよね。
今回は脱水にならないための対処法などをお話ししたいと思います。
犬の体の60%は水分でできているので、意識的に水分を摂取するしないと夏のお散歩はとても危険です。そもそも犬に必要な水分量はどの程度になるのでしょうか。
■犬に必要な水分量とは?
犬にとってどの程度の水分量が必要になるかは、大きさによっても異なりますが、基本的にドッグフード乾物量の約2.5倍の水、体重一キロに対し100mlを必要とします。2kgなら190ml~200ml、3kgなら260ml~300ml、4kgなら320ml~400mlと増えていきます。ただし気温や汗をかいた量によってももっと多くの水分が必要になる場合もありますし、あくまでも目安の量になります。
水分は犬にとっても命の源になるものです。体温調整や、栄養を体に循環させる、老廃物の排出などの役割があります。体中の水分の約15%がなくなると、犬の生死に関わるといわれています。
この量を目安に新鮮なお水をこまめに摂取できるようにしましょう。犬用のケースに必ず水を入れておき、定期的に交換するようにしてください。お散歩中も休憩をこまめに入れて犬が水不足にならないように気をつけてくださいね。
古い水をあげてしまうと菌が繁殖してしまい犬が体調を崩してしまうこともありますので、残っていても捨てて新しいものに入れ替えてあげましょう。また子犬の場合は水分摂取量に制限はありませんので、飲みたい量を飲ませてあげるようにしましょう。
■水分補給な苦手な犬はどうしたらいいの?
犬にとって水分補給は大切でも、1日の摂取量よりも明らかに水を飲まない犬もいます。そんな時のちょっとした対策を紹介します。
- ドックフードの一工夫
ドライフードには水分が10%程度しか含まれていませんので、水分補給が苦手な犬の場合はウェットフードにしてもいいですし、ドライフードの中に水を入れて与えるのも一つの方法です。食べる時に同時に水分も摂取できるので、水分不足になる心配がありません。
- 水に味をつける一工夫
水のままだと飲まない犬もいるので、肉の茹で汁を入れるなど水に味を付けるだけでも喜んで水を飲んでくれるようになりますよ。また動物病院などで水分摂取の意欲を高める電解質の飲料などが売っていますので、水の中に混ぜてあげるのも一つの方法です。
他にも氷をあげる、野菜や果物をあげる、ぬるま湯であげてみるなど犬によって水の好みが違うので、様子を見ながら与えるようにしましょう。水分摂取量の目安があるとはいえ、犬によっても積極的に飲む犬もいればそうでない犬もいるなど、個人差があります。
夏だからこそ犬の水分補給にはいつもよりも気をつけてあげてくださいね。水分補給が苦手な犬の場合は、飲んだら思いっきり褒めてあげるのも一つの方法です。
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