春先に注意!犬にも紫外線手対策が必要。

春先のお散歩で注意!犬にも紫外線対策が必要です。

 

気温もあがり暖かくなる春だからこそ気をつけなくてはいけないのが紫外線対策です。天気によっては夏と同じぐらい紫外線が強い時期でもあり、お散歩に行く時間帯によっては通年紫外線を浴びています。

 

そもそも犬に紫外線対策って必要なの?と思う飼い主さんもいるかもしれません。結論からいうと犬にも紫外線対策は必要です。その理由について説明していきますね。

 

■犬にも紫外線対策が必要な理由


春から夏にかけて紫外線の強い時期になると、気温も高くなってくるのでお散歩の時間を朝早い時間にしたり夜にするなど日差しの強い時間を避けて行く人も多いと思います。

春先の3月から徐々に紫外線が強くなり4月・5月…と夏に向けて紫外線に注意しなくてはいけない季節が続きます。犬の体の中でも紫外線の影響を受けやすい部位があり「まぶた」「耳の先」「鼻」「口」「下腹部」などは紫外線を浴びやすいと言われています。なかには皮膚の色素沈着を起こし鼻先が茶色っぽくなってしまう犬もいるそうです。

お散歩は飼い主さんにとって負担にならない程度に、犬のストレス解消も兼ねて連れていってあげるようにしてください。もちろんこの季節になると脱水の危険性も高くなってしまうので水分補給はしっかりと行うようにしてくださいね。

1. 地面に近い
気温が上がると地面が高温になります。犬は人間よりも地面に近い位置を歩くのでアスファルトなどの照り返しや紫外線を全身に受けやすくなってしまいます。お散歩中の犬の背中を触ってみるとあまりの暑さに驚いてしまうこともあるのではないでしょうか。

2. 毛の量
毛が薄い犬や短毛・毛の色素が薄い犬の場合、どうしても紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。特にもともと毛の長い犬を夏で蒸れないようにとサマーカットといって短くしてしまう飼い主さんがいるのですが、余計に紫外線の影響を浴びやすくなってしまいます。毛が長い犬の場合はそこまで心配しなくてもいいのですが、毛の短い犬の場合は紫外線の影響を受けやすいのを覚えておいてくださいね。

犬の場合は人間のように肌が黒くなるなど目で見てすぐにわかるわけではないので、不快感を感じたりなにか肌トラブルがおきてから気づく場合が多いのです。犬によっても紫外線の影響を受けやすい子もいればそうでない子もいます。

 

■紫外線が犬の老化を早める危険性も


紫外線を浴びると人間と同じように犬の体の中でも活性酸素が過剰に分泌されます。活性酸素は細菌の除去やウイルス対策に必要なものですが、過剰に分泌されてしまうと健康や美容に良くない影響を与えてしまいます。健康な細胞にも攻撃してしまい、病気や老化の原因にもなってしまうのです。

医学的な根拠があるわけではないのですが、屋外で生活している犬よりも屋内で生活している犬の方が、白内障の発症率が少ない傾向にあったと言われています。他にも「皮膚トラブル」の原因になってしまうこともあります。

強い紫外線を浴びることによって「毛焼け」がおきてしまい、黒い毛の犬が茶色の毛になってしまったり通常の毛の色よりも薄くなってしまいます。毛の量が少なくなったりガサガサになってしまうのも紫外線の影響だと言われています。紫外線に対してごくまれに「アレルギー」を起こしてしまう犬もいるのでたかが紫外線だと思わずに、しっかりと対策してあげることが大切です。

 

■犬の紫外線対策はどうしたらいいの?


犬の紫外線対策として、UVカット機能がついた洋服やゴーグルなどを使うのをおすすめします。また日本ではまだまだメジャーではないのですが、海外では犬用の日焼け止めスプレーやウェットティッシュタイプは一般的なものになり、紫外線の強い時期には必ず使っていると言われています。紫外線の影響を受けやすい鼻や口元は意識的につけるようにしてあげてください。

また、紫外線の強い時期の場合抗酸化作用のある「緑黄色野菜」などを積極的に食べるようにしてください。ビタミンCやβカロテン、カテキン、ルチン、クルクミン、セサミンなどの栄養素を取ってあげてください。

例えばトマトやブロッコリー、人参など犬の体調を見ながら体調を壊さない程度に食べさせてあげると活性酸素の過剰分泌による影響を防ぐことにも繋がります。犬用のおやつやサプリメントなどもありますので、継続しやすい方法を選ぶようにしてくださいね。

またお散歩の時間帯なども気をつけてあげると紫外線を浴びる量が少なくなります。10時~16時が一番紫外線の強い時期になりますのでできるだけ避けてあげるようにしてください。対策も大切ですが浴びる紫外線の量が少ないのに越したことはありません。

犬の紫外線対策を忘れてしまいがちですが、犬も人間と同じように紫外線の強い時期はしっかりとした対策をしてあげてくださいね。多少の紫外線は犬の健康のためにも必要ですが、過剰な紫外線は逆効果になってしまいます。春先からの紫外線対策をできる範囲で続けていきましょう。

 

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